SOLって何? 第8回J-SOL LAB (2009.9.26)J-SOL LABのページへ戻る

今去る9月26日に第8回J-SOL LABが開催されました。
今回は、日本におけるSFの誕生時からSFに深く関わっていらして、本場欧州のSOLにも毎年のように行かれている、伊藤喜代次さんの講演でした。

伊藤さんは経営コンサルティング会社を経営されていて、ご自身でも日本中を駆け回っている非常に多忙なコンサルタントです。

そんなお忙しい伊藤さんが、仕事の合間を縫ってJ-SOL LABでお話頂けると言うこともあって、今回は20名程という通常のLABの2倍もの人が集まりました。

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最初は毎回恒例のウォーミングアップで、2人1組で最近あった良かった出来事をシェアして頂きました。今回は初めて出席される方も多かったので、これにより会場の雰囲気も幾分柔らかくなりました。

そしていよいよ伊藤さんが登場し、日々のコンサルティングの中で組織の経営計画を、いかにSF的にそして現場メンバーの力を生かして作り上げていくか、についてお話しして下さいました。

伊藤さんのコンサルティングは、単に経営計画の作り方を教えるだけではありません。約半年にわたり、月2回のミーティングを行い、論理的思考や経営戦略のフレームワーク、マーケティング戦略の研修を行ったり、課題図書を読んで感想を書いてもらったりと、コンサルティングのみならず研修的な要素もあります。

もちろんそれだけではなく、人間関係を重要視しながら組織の強みや機会を見出しつつも、弱みや脅威に関してはそれらと表裏一体なので、挙げてもらうにとどめそれ以降は敢えて見ないような工夫もされています。

またPDCAサイクルに関しては、全ての頭にポジティブの"P"をつけ、「PP PD PC PA」としてポジティブな面をクローズアップしたり、創意工夫に溢れていました。

その他にも伊藤さんは、P-focus(問題志向)とS-focus(解決志向)を巧みに使い分け、役員や幹部に対しては徹底的に問題志向で話を聞いて、その上でそのやり方が行き詰りそうなところですかさず解決志向に切り替えるなど、柔軟な対応をされているそうです。

この取り組みの中では、オープンディスカッションという役員から末端のメンバーまで約100人を一度に集めて、議論する場を設けたそうです。すると今まで直接メンバーの意見を聞く機会の無かった役員の方が、大いに感銘を受けてその次のミーティングから全員分の差し入れをしてくれたり、女性社員が協力しておにぎりを作ってくれたりと、目に見える行動の変化があったそうです。

最終的に計画が出来上がったときの報告会では、この計画を実現できると信じている人と全員に向かって尋ねたところ、プロジェクトをそれまで推進してきた若手メンバーは、全員力強く手を上げたそうです。なんとも感動的なシーンだったと言うことでした。


伊藤さんの話を聞き終えて、その後に今日の振り返りを行いました。
全体で輪になって、どのようなことが参考になったか、人の意見を聞いて感じ方の違いを実感しつつ、伊藤さんの話の理解を深めることが出来ました。


伊藤さんのお話は創意工夫にあふれ、また現場の一人ひとりの良さを生かすことにとても気を使ってらっしゃり、非常に参考になりました。参加者の皆さんにとっても、非常に実り多き一日になったことと思います。


<参加者の声(アンケートより抜粋)>

<良かったところ>

・振り返りでいろんな人の感じ方を聞け、新たな発見があったこと
・全部良かった(※複数名から回答あり)
・人とのつながり→行動→結果、というプロセスをつくっていること
・コンサルティングと言う仕事の可能性の大きさに目からウロコが落ちた
・参加者が多く、講演者も魅力的で、程よくコミュニケーションがあったこと
・講演での具体的で熱い話
・シェアの時間で相手のことを良く知ることが出来た
・子育てへのSFの応用
・仕事観と人間観
・司会が自然で、伊藤さんの素晴らしい話がより引き立った
・コンサルタントがどのようにSFを使っているかの実例が聞けたこと
・溢れる情熱と茶目っ気
・コンサルタントのフレーム、数値化を楽しくすること、関係性を太くする仕掛け
・LABにふさわしく学ぶことが多かった
・オープンディスカッションの力の大きさが分かったこと
・伊藤さんの現場での具体的な話がきけたこと

<明日からすぐに使えそうなこと>

・「何があったからここまでこれたんでしょうね」と自信を持って聞く
・目標を具体的に数値化すること、課題図書を読んでもらうこと
・どんな場合でも今までやってきたことの承認から始める
・関係性に力点をおいた言動
・相手がその気になる仕掛け
・プラットフォーム作り
・SWOTゲームで会社、自分、スタッフの強みを出すこと
・100人でのミーティング
・人間関係で手を抜かない
・言葉の使い方を工夫する(SWOT分析→SWOTゲーム)
・10年先を考えること
・強みを徹底的に聞く
・定性を定量に置き換えること
・顧客視点に立つこと


<講演者へのOKメッセージ>

・コンサルタントの情熱に溢れていた
・色々参考にしながら自分で考え抜いてきたことが分かり、尊敬の念を抱いた
・責任と関係を重視するコンサルはすばらしく、コンサルに対する誤解が解けた
・人、社会、仕事にどういう姿勢で向き合うべきか再確認できた
・自分がやろうとしていることは間違っていないと言う自信につながった
・親父に話してもらった気がした(自分にとって最大級の賛辞)
・深い経験に裏付けられたお話をどうもありがとうございました
・コンサルの内容をオープンにして頂けたことに感謝です
・等身大で話してくれてありがとうございます
・素晴らしいノウハウのシェアをありがとうございます(第2回も期待しています)
・お忙しい中、準備も含めありがとうございました



第八回J-SOL LAB世話人 阿部 真也

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